昔の話だ。
僕が小学生のころ初代アニメ遊戯王が大人気であり毎週の楽しみが遊戯王カードで戯れるのが日課であった。
今では考えられないことかもしれないが、小学生だったから日本語の理解力が低くルールブックなんぞ読まずにアニメのノリで遊びまくっていたのが原因であるワンキルが地元で流行っていた。
アニメ冒頭にもルールは守れよみたいなことを部屋を明るくして離れて観てねくらいのテンションで表示していた記憶があるが、今回も今回でアニメが原因なので先におめーが守れよと今になって思う。
前置きが長くなったが、ワンキルはシンプルなものだった。
カタパルトタートルを通常召喚し、そのあとにブルーアイズホワイトドラゴンを通常召喚し射出するというシンプルなものだった。
さすがに何を言っているのか伝わらないと思う。
僕にもわからない
だが地元では大流行していたので当時の地元ではそれが正義であり勝ち確の手札だったのだ。
何故こんなことでワンキルが成立するのか?について説明しよう。
1 現在のライフポイントは8000からスタートしているがそのころはライフ2000からのスタートだった。
信じられないことだが、ブルーアイズどころかジャッジマンですら殴れば終わっていたのだ。
2 アドバンス召喚の概念がなかった。
これはアニメがそうだったから仕方ない。生贄召喚っていったけな。あれがないものだからレベルがいくらでも出せるわけでとりあえず上級をひたすら積めば勝てるという最適解がそこにはあった。
3 頭が悪すぎて誰も3000÷2が1500だと気づけなかった
カタパルトタートルの効果はフィールドのモンスターをリリースしてそのモンスターの攻撃力の半分のダメージを相手に与える効果だったと記憶しているが、ブルーアイズの攻撃力3000でその半分は1500だということに誰も気づかなかったのだ。
4 カタパルトタートルの守備力が高すぎて手札にそれを超える打点がいないと詰むし光の護封剣とかでカタパルトタートルを守ってやがるから
じゃあ、諸悪の根源カタパルトタートル潰せばいいよね?と思われるかもしれないが基本的にはブルーアイズから先に出しておき次のターンにカタパルトタートルを出してくるので基本的にワンキルが成立する(しないのだけれどする)
仮にカタパルトタートルを先出されてもミラフォとか六芒星の呪縛で止められる。
以上4点の理由からワンキルが大流行した。3000を2で割って何故か2000削れる頭の悪さ、アニメを鵜呑みして生贄召喚なんて存在しないという純粋さ、ライフの低さが合いまった結果、というか頭が悪いのが諸悪の根源なのだけれど。とにかくワンキルルートとしてこれが流行った。
そして、数か月後にカウンターカードが流行った。
魔法の筒(マジックシリンダー)である。
アニメに毒されワンキルが蔓延してきた中、僕らを救ってくれたのは魔法の筒だけであった。
ようはカタパルトタートルの射出を返せばよいのだ。
アニメよろしく超理論で何故かこれも流行った。
攻撃を無効にしその攻撃力分のダメージを与える効果なのになぜか「効果によるダメージも返せる」という結論に至ったわけだ。
こちらの地元では普通のことだったのだが、他所へいくと全く話になはなかったのでオススメしない。
みなさんの地元ルールってなんかありました?
昔の話だ。