今回は耐性についてお話していきます。
こいつがあるか無いかで戦況が大きく変わり、自軍であれば頼もしい壁となりますし、相手に耐性持ちモンスターがいると除去に時間が掛かったりしますので注意が必要です。
耐性という概念
モンスターには持つものと持たざるものが存在します。
そう耐性です。
相手の~では~されない。
という文言があるとそれだけで壁としての信頼性が高いと言え、重宝します。
以下代表的な耐性とそれを持つモンスターについての解説です。
戦闘破壊耐性
読んで字のごとく、戦闘では破壊されない耐性を意味します。
どれだけ攻撃力差があろうとも相手のモンスターとの戦闘では破壊されないという耐性であり、現代遊戯王では比較的除去されやすい耐性とも言えます。
確かに戦闘破壊されないというのは強いのですが、遊戯王では除去の手段が豊富であり、戦闘を行うとはいっても大体は直接攻撃を通すためにこちらのモンスターが除去されてから攻撃という局面が多いように思います。
代表的な例 ヴァレルソード・ドラゴン
絶対戦闘破壊されないマンでほとんどのモンスターに殴り勝ちつつ3000のダメージと追撃が可能なワンキル要員として使われます。
しかしながら効果破壊などは普通に受けるので後述のマスカレーナを素材にすると効果破壊にも強くなるため覚えていて損はないかなと思います。
擬似的な戦闘破壊耐性を付与するカード 月鏡の盾
戦闘破壊されない、というよりも戦闘に勝つ効果と言える効果でモンスターと戦闘する際にその戦闘相手の攻守どちらか高い方の数値+100が自分の攻撃力になる効果でタイミングも対策されづらいダメージ計算時とヴァレルソード・ドラゴンよりも遅いので数値で負かせることが可能。
効果破壊耐性
これが中々硬い耐性で効果破壊されないだけでかなり信頼性の高いモンスターと言えます。
対象にとろうがとらまいが効果破壊はとにかく多く採用される除去なので効果破壊耐性は優遇されていますね。
しかしそれ以外の除去、例えば墓地へ送る効果やコントロール奪取などには耐性が活用できないので過信は禁物です。
また、その破壊耐性がどのカードによってものか?も重要です。
例えばサンダーボルト(魔法)や破壊輪(罠)では破壊されないのか?
それともモンスター効果による破壊なら大丈夫なのか?は結構重要です。
代表な例 ヴァレルガード・ドラゴン
あまり見かけないヴァレルリンク4モンスター。
モンスター魔法罠問わず効果では破壊されません。
擬似的な効果破壊耐性付与 I:Pマスカレーナ
リンクモンスター限定ではありますが、マスカレーナを素材にすることであらゆる効果破壊からの耐性を付与できる魅力的な効果です。
先述のヴァレルソード・ドラゴンと合わせればとにかく破壊だけは絶対されないモンスターとなります。
対象耐性
先程までは"破壊"耐性についてでしたが、対象にとられない耐性も重要です。
先述のように戦闘、効果破壊耐性があろうとも相手によってコントロールを奪われる大捕り物やエネミーコントローラーなどの効果の対象になってしまっては逆にこちらが除去できない、なんて事態にもなりかねません。
対象にならないという耐性は意外に馬鹿にできないものです。
しかしこの耐性も相手のモンスター効果の対象にならないのか魔法罠だけなのか?など様々であり、自分の効果の対象にもできない場合があったりしますので注意が必要です。
装備魔法とか使えないこともあります。
代表な例 超魔導竜騎士ドラグーン・オブ・レッドアイズ
良くも悪くも有名なモンスター。
効果では破壊されないのは置いといて、効果の対象になりません。
自分の効果の対象にもできないので意外と困ることがあったりします。
強靭な耐性であり、効果破壊耐性もあるので除去はかなり限られた方法しかありません。厄介ですね。
対象耐性付与する装備 ラプテノスの超魔剣
攻撃表示モンスターは相手の効果の対象にできないという表示形式で効果が変わる装備魔法。
守備表示では戦闘破壊耐性が付与されます。
リンクモンスターはその性質上守備表示が無いので例えばマスカレーナを素材としたヴァレルソード・ドラゴンにこのカードを装備すると
戦闘破壊
効果破壊
対象にならない
という3つの耐性を持つモンスターに化けます。
これ中々に面倒です。
後述の効果を受けないモンスターに匹敵するかデッキによっては回答がない状態になります。
最強の耐性、効果を受けない
あらゆる耐性の中で最強と言われるのがこの耐性、自身以外や相手の効果を受けないモンスターですね。
あらゆる効果を受け付けません。例外としてルール効果などの効果は付与されます。
この相手の効果を受けないというのは相手によって発動した効果すら無効にされないということです。
教えてもらって分かったのですが例えばオヴィラプターの効果にうららをチェーンされてもミセラサウルスを打てばオヴィラプターの効果は通るという訳ですね。強い。
次回除去編も書きますが、この相手の効果を受けないモンスターの除去はテーマによっては皆無だったりします。
除去として信頼の高い超融合や墓地へ送る効果、除外などをモノともしない強靭な耐性と言え、一部の除去を除けば戦闘破壊以外に手がないのが実情です。
代表な例 ジ・アライバル・サイバース@イグニスター
素材数によって攻撃力が変わるので最小で3000最高で6000とちょっと抜けられる気がしないモンスターです。
起動効果で場のモンスターを破壊して自分フィールドにトークンを出すという2アド取れる効果もあります。
効果を受けなくする耐性付与 幻創のミセラサウルス
フィールドの恐竜族、そのターンのメインフェイズのみな限定ではありますが、効果を受けない耐性を付与できます。
番外としてリリースできない耐性
効果を受けないモンスターの除去は戦闘破壊以外だと"リリースコスト"にしてしまうことで除去が可能です。
有名どころで言えば壊獣ですね。
リリースコストは効果ではなくコストなので除去できるということです、そういうことで覚えておいてください。
そんな中あまり使う機会ないんじゃないの?という耐性として、相手はこのモンスターをリリースできないという耐性があります。
これ超ピンポイントなんですが、他の耐性と合わせることでかなり信頼性の高い壁として使えることがあります。
闇黒の魔王ディアボロス
攻撃力3000で自己蘇生可能、対象にならない上にリリースされない耐性を持つ強いモンスター。
イラストもかっこいいので個人的に好きなカードです。
[初心者向け]耐性ってどんな種類がある?様々な耐性。まとめ
大きく別けて耐性には
- 戦闘破壊
- 効果破壊
- 対象にならない
- 効果を受けない
という4つの代表的な耐性があります。
それぞれ強力な耐性であり、無いよりあった方が良いものばかりです。
みなさんが使うテーマによっては無い物ねだりになるかもしれませんが、オススメはやはり手軽に使えるマスカレーナあたりが良いかなと思います。
次回は除去についてお話していきますね!
みなさんの参考になれば幸いです。