初めて記事を書くhagetaka@遊戯王/イケメンypです。
【ドラグマ】デッキについて詳しく解説して欲しいとの要望もあり書きました。正直、遊戯王は復帰と引退を繰り返しているので、あまり強くないですが、頑張って書いたので読んでください。
展開パターンやサイドの交換については他の人が書いてるので、そちらを参考にしてください。
今現在使用している構築はこちらになります。
構築は@masato2112からもらったのを少しだけアレンジしてます。ほぼ彼の物ですが・・・
・【ドラグマ】とは
現代遊戯王に最も適応していくデッキだと個人的に思います。「三戦の才」や「禁じられた一滴」のようにモンスターの効果を利用する・封じるカードを念頭に置かなければならないことからモンスターを使って制圧するデッキは徐々にシェアを下げていくと思います。
その点、【ドラグマ】はフィールドのモンスター効果で相手を制圧することは少ないです。基本的には罠と誘発・「教導の騎士フルルドリス」で相手の妨害を図るので、上の2枚が比較的効きにくいです。
そのため、今後の環境で安定して相手を妨害でき、こちらのペースでゲームを進めることができるというのが1番のメリットです。
次のメリットは、初動の多さです。
「クリッター」「魔界発現世行きデスガイド」「教導の巫女エクレシア」「天底の使徒」の11枚が初動になります。単純計算で81%の確率でどれかが先攻1ターン目に来ますので、先攻1ターン目から動きやすいです。
また、「教導の聖女エクレシア」からサーチ可能な頭KONAMIな罠カード「ドラグマ・パニッシュメント」により妨害の質も申し分無いです。
【ドラグマ】デッキは、安定した初動と豊富な妨害によるビートダウンデッキとなっています。
あと、11期の【星杯】枠なので今後も継続的に強化されることが予想されるます。【オルフェゴール】のように継続的に環境に顔を出すと予想されるテーマです。
・このデッキの強み
他の方も言っていますが、現在もなお環境デッキとして活躍している【閃刀姫】や【転生炎獣】のような他のビートダウンデッキと共通している部分でもあるのですが、メインスロットの少なさです。メインスロットが少なければ少ないほど、環境に合わせた汎用カードや他テーマを積みやすいという事に繋がります。簡単に言えば、手札誘発を沢山入れる事が出来ます。手札誘発がなければ勝てない現代遊戯王でこれほど強いメリットはないと思います。
さらに、今回の構築では、特殊召喚メタ等の目的でシャドールギミックも混ぜています。
また、出てきたばかりのカードがデッキのほとんどを構成しているので、多くのカードを3枚積むことができます。
以前から活躍しているデッキには禁止制限に指定されているカードがあったり、1ターンに1度という制約から同じカードの枚数を絞り気味にする傾向にあります。
しかし、発売されたばかりの【ドラグマ】デッキは禁止制限の影響を受けておらず、「エルシャドール・アプカローネ」の効果や「禁じられた一滴」の効果によってダブればコスト等に回せてしまうので、ダブついたときでも気にすることなく運用することができます。
そして、「強欲で貪欲な壺」のコストで除外されて困るカードが少ないので強気に使えます。
【閃刀姫】や【転生炎獣】で「強欲で貪欲な壺」を使って制限指定されているカードが除外された場合には目を当てられませんが、【ドラグマ】はこれをほとんど気にしなくて使えます。
今回の構築のように「強欲で貪欲な壺」「三戦の才」「クリッター」のような引きたいけれど被ってしまうと困るようなパワーカードをフルで投入でき、尚且つ「強欲で貪欲な壺」のリスクを軽減、そして初動の安定に繋がります。
・このデッキの戦い方、回し方
まず、基本的にどのデッキと対面しても選択権があれば先攻を選びます。
展開ルートは他の人の記事を参考にしてください。
先攻で目指す基本的な盤面は、フィールドに「教導の聖女エクレシア」「教導の大神祇官」「ドラグマ・パニッシュメント」「影依の偽典」、墓地に「灰燼竜バスタード」とシャドールモンスター、手札に「教導の騎士フルルドリス」+手札誘発です。
最終的に「教導の騎士フルルドリス」「ドラグマ・パニッシュメント」「旧神ヌトス」「エルシャドール・ミドラーシュ」の4妨害+手札誘発になりますので、非常に強力で質の高い妨害を作れます。「禁じられた一滴」をモロに食らう事が無い上に、「増殖するG」の影響も少ないです。
相手のターンで動きを妨害して次のターンに「教導の騎士フルルドリス」の効果で打点を上昇させ一気にライフを奪って勝つという戦い方が基本戦略になります。
さらに、現在の構築では「影依の巫女エリアル」をメインから採用しています。
現在、よく見かける【転生】や【エルドリッチ】等墓地利用や墓地からの再利用を狙う相手に対して能動的に除外できるので、かなり強く立ち回れます。また、ミラーでも相手のエクストラデッキのカードを飛ばしてしまえば、相手の「教導の大神神官」や「灰燼竜バスタード」を封じることができます。
このような利点から基本的には「ドラグマ・パニッシュメント」で「旧神ヌトス」を落としますが、盤面や墓地次第では「エルシャドール・アプカローネ」を落とし、「エルシャドール・アプカローネ」の効果で「影依の巫女エリアル」を落とします。
・各カードの採用理由
まずは、メインデッキのカードから。
・「教導の聖女エクレシア」3枚
ご飯はよく食べる女の子。
「ドラグマ・パニッシュメント」や他の「教導」にアクセス出来るカードです。EXデッキから特殊召喚されたモンスターとの戦闘では破壊されないので、相手の攻撃選択を限定できたり、場持ちがいいです。相手のメインフェイズ1の動きを限定するのにも使えますので3枚入れない理由がありません。
・「教導の騎士フルルドリス」3枚
実は女性。
このカードは使うのに工夫が必要です。基本的にはライフを取りに行くことと手札からの妨害が役割です。
①の効果は、手札から場に出てきて無効にするまでが一連の処理なので、「無限泡影」や「禁じられた一滴」の影響を受けません。「三戦の才」のケアのために他に妨害札がある場合、そちらを優先して使うことになりますが、選んで無効にできるのでかなり強い妨害札です。また、②の効果は永続的に続きますので、なるべく他の「教導」をどんどん強くしていきます。
ミラーの際には、このカードを上手く使えなければ負けます。
・「教導の大神祇官」3枚
後攻から捲るときに必要なカードです。
このカードの起動効果で「旧神ヌトス」を落とせば相手のフィールドから1枚を確実除去できます。ここに「無限泡影」や「エフェクト・ヴェーラー」を当てられても、1:1交換できたということなのでマイナスにはなりません。
守備力3000なので戦闘で殴り殺しにくいのも評価ポイントです。
また、先攻1ターン目で使いたいカードでもあります。特にマッチ1戦目では相手のエクストラを覗きに行けるので情報アドバンテージを得るためになるべく使いたいです。相手がミラーだったりエクストラに余裕がある場合「旧神ヌトス」の効果を使われますが、その場合は「三戦の才」の発動条件を満たすことから、総合的に見てアドバンテージがあるので、なるべく使用します。
・「クリッター」3枚
監獄へ近づいているカード。
手札の状況次第ですが、基本的には手札誘発を加えます。手札事故の場合には、「教導の聖女エクレシア」をサーチして、次のターンへの初動につなげます。
このカードから動く場合、「増殖するG」を確実に交換できるタイミングが「教導の聖女エクレシア」の特殊召喚交換までないので、動かずに妨害札を伏せてターンを返せば事実上1枚ハンデスとなります。
・「灰流うらら」3枚
G喰らいの幼女。
誘発の中で最も便利なカードですが取り扱いは慎重にしましょう。「三戦の才」の採用増加により、何も考えずに使うと相手の手札が増えるサポートになってしまいますので、できる限り他の妨害から使い、マストカウンターやこのカードでなければ止められない場合にのみこのカードを使用しましょう。
・「増殖するG」3枚
遊戯王会で最も愛されている害虫。
相手のデッキが展開系と分かった後にはスタンバイフェイズで投げることも多いです。
このカードでアドバンテージを稼ぐというよりも、指名者カードや「灰流うらら」をこのカードに当てさせて、次の自分のターンで他のカードを通すために使うことの方も多いです。
・「影依の巫女エリアル」1枚
現環境への解答。
墓地利用を行うデッキが多いことや【エルドリッチ】の数が減らないことから、相手の墓地から3枚除外できるこのカードはメインに採用してます。「エルシャドール・アプカローネ」の効果でサーチしてそのまま墓地に送るだけで相手の墓地から3枚カードを消せます。ミラーでも効果を発揮します。ただし、【サンダー・ドラゴン】には刺さらないので注意しましょう。
・「天底の使徒」3枚
【ドラグマ】の中で最強カード。
他の人の記事でも書かれていますが、この1枚で「灰燼竜バスタード」を落として「教導の聖女エクレシア」をサーチするだけで「教導の騎士フルルドリス」「ドラグマ・パニッシュメント」「旧神ヌトス」の3妨害を用意出来るカードです。できる限り、このカードが確実通るように動きます。
・「強欲で貪欲な壺」2枚
3枚にしている構築の方が多いですが、体感としてはこのカードでこのカードを引くということが多い・コストでこのカードが飛ばないことが多いので、2枚にしています。このカードを打てば基本的に妨害札が1枚は増えるので、通れば勝ちに近づきます。「灰流うらら」で止められれば、他のカードを確実に通せるようになるので、このカードから優先して発動することが多いです。
・「三戦の才」3枚
現代遊戯王を変えた1枚。
このカードの登場のせいで、脳死誘発ができなくなりました。最近は見ることの減った「超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ」の対処が可能で、ドローもハンデスも優秀なので、今後の環境はこのカードをケアしながら妨害出来るかどうかが評価の基準になります。
モンスター効果で妨害するデッキは最低でも2枚は魔法罠を止める布陣にしないといけなくなったことがこのカードの意義になります。
・「ハーピィの羽根帚」1枚
相手のバックを削るカードが少ないのでメインから採用です。先攻で腐っても「エルシャドール・アプカローネ」や「禁じられた一滴」のコストになります。
・「禁じられた一滴」3枚
速攻魔法なので先攻では妨害として、後攻では捲りカードとして使用出来る優秀なカードです。
今後はヌメロン相手にも仕事をするので、メインでは3積み以外は考えられません。
相手の「無限泡影」等の対象を取るカードを避けるプレイは重要ですので常に意識した方が良いです。また、使用中の他のカードにチェーンしてコストに使用する事も出来るので、発動した「ドラグマ・パニッシュメント」をコストにすることもあります。他のカードをコストにする関係上発動順には気をつけましょう。たまにこのカードから発動して自爆している人がいます。
・「無限泡影」3枚
「三戦の才」の影響で評価を上げたカードです。
個人的には「エフェクト・ヴェーラー」を妨害のために採用するくらいならこのカードで十分です。
まずはこのカードから発動することが多いです。
・「ドラグマ・パニッシュメント」3枚
頭KONAMI。
圧倒的な使い易さとパワーを兼ね備えた罠カードです。エクストラから特殊召喚できなくなるので、「影依の偽典」や「影依融合」との兼ね合いには気をつけましょう。
・「影依の偽典」1枚
KONAMI頭大丈夫か?
「エルシャドール・アプカローネ」でサーチでき、相手ターンに「エルシャドール・ミドラーシュ」を簡単に出せる罠カードです。フィールド・墓地のモンスターを除外して融合素材にするので、相手の「エフェクト・ヴェーラー」「無限泡影」や「墓穴の指名者」を避ける事が出来ます。
また、融合召喚から一連の効果処理で相手の同族性モンスターを墓地送りにできるのも非常に優秀です。
続いて、エクストラデッキのカードです。
・「転生炎獣アルミラージ」2枚
基本的に「クリッター」を墓地に送る為に使用します。また、①の効果を使用する事でこのカードも墓地に送れる為、「教導の大神祇官」の召喚条件も満たしますし、「教導の聖女エクレシア」「教導の騎士フルルドリス」に効果破壊耐性もつけられますので「セキュア・ガードナー」にしないこともあります。
・「セキュア・ガードナー」1枚
「転生炎獣アルミラージ」を素材に召喚します。このカードを出す事で「教導の聖女エクレシア」「教導の騎士フルルドリス」「教導の大神祇官」の全ての条件を満たします。
このカードと上3枚でちょうどライフ8000を削り切れます。
・「トロイメア・フェニックス」1枚
お手軽リンク2。
・「神聖魔皇后セレーネ」1枚
魔法使いを特殊召喚できるのが「教導」カードと嚙み合っています。このカードから「教導の聖女エクレシア」を特殊召喚してサーチ、「教導の大神祇官」を特殊召喚して起動効果と色々な選択が考えらます。相手ターンにも使えるので場合によっては、「教導」カードを壁にしてターンをしのぐための動きも可能です。
・「PSYフレームロード・Ω」1枚
リソースの復活と相手の墓地を触ることができるので採用。
【サンダー・ドラゴン】相手ではこのカードの使い方次第で戦況が大きく変わります。
ターン1制限がないので、「天底の使徒」で落としてデッキバウンス→「教導の大神祇官」で落としてデッキバウンスをとして、相手の墓地リソースを削りに行けます。
・「エルシャドール・ネフィリム」1枚
「影依の偽典」やサイドチェンジ後の「影依融合」で召喚します。このカードで相手の高打点モンスターを破壊します。また、サイドチェンジ後に「シャドール・ドラゴン」や「影依の巫女エリアル」を落として、墓地効果も積極的に狙えます。光属性なので「影依の偽典」からの融合召喚であれば「教導」モンスターへの「エフェクト・ヴェーラー」「無限泡影」を避けられます。
・「エルシャドール・シェキナーガ」1枚
このカードはこちらの「増殖するG」に対する「墓穴の指名者」を「影依の偽典」で避ける為のカードです。メイン戦ではあまり強くないですが、サイドチェンジ後に【シャドール】カードが6枚になった際には盤面次第では積極的に出していきます。
・「エルシャドール・ミドラーシュ」1枚
先攻展開での終着点です。「エルシャドール・アプカローネ」と「灰燼竜バスタード」や「クリッター」を素材として出す事が多いです。相手の特殊召喚のチェーンに乗せたら相手は死にます。
・「エルシャドール・アプカローネ」2枚
このカードをEXデッキから落として「影依の偽典」「影依の巫女エリアル」をサーチします。1枚で動きが完結しており強力です。2枚の理由はこのカードのサーチ効果を2回使えるのが長期戦になった場合、超強いのとこのカードを特殊召喚した際の無効効果が強いからです。
・「灰燼竜バスタード」2枚
サーチ効果が強い。先攻1ターン目は「教導の騎士フルルドリス」で妨害を増やします。2ターン目以降は、「教導の聖女エクレシア」を特殊召喚、サーチして初動になります。このせいで「ドラグマ・パニッシュメント」すら初動に変える事が出来ます。サーチだけでは無く、特殊召喚出来る事は重要です。
・「旧神ヌトス」2枚
先攻の場合、「ドラグマ・パニッシュメント」では基本的にはこれを落とすことになります。2ターン目以降は「PSYフレームロード・Ω」でエクストラに戻して再利用すれば毎ターン1枚を割れます。
最後に、サイドデッキのカードです。
・「D.D.クロウ」3枚
墓地利用を邪魔しにいけます。【転生炎獣】のキーカードや【閃刀姫】のレイや【エルドリッチ】のエルドリッチに当てればアドバンテージの差が広がります。
・「シャドール・ドラゴン」1枚
どっちの効果も強い。
・「サタンクロース」1枚
「超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ」等の「教導の騎士フルルドリス」で処理できないカードを処理します。「クリッター」からサーチしてそのまま特殊召喚できることを覚えておきましょう。
・「ライトニング・ストーム」3枚
強い。
この1枚で罠ビートは死んでしまいます。
・「影依融合」3枚
後攻捲り用。このカードの効果で、「シャドール・ドラゴン」と「影依の巫女エリアル」を墓地に落とせるので、バック1枚をはがしつつ、墓地を3除外でき、さらに「エルシャドール・ネフィリム」で相手のモンスターを倒しに行けます。さらに、「教導」カードの特殊召喚条件を狙えます
・「コズミック・サイクロン」2枚
バックを除外できるのが単純に強い。「ハーピィの羽箒」や「ツインツイスター」を当てられても痛くないです。
・「拮抗勝負」2枚
強い。盤面をひっくり返せます。
・採用しなかったカードと理由
・「エフェクト・ヴェーラー」
相手メインフェイズにしか使えないので「三戦の才」の餌になります。
弱い。
・「ダイナレスラー・パンクラトプス」
強いのだが、モンスターによる妨害ということで評価が下がってしまい不採用。
ミラー対策等これ1枚で仕事できる場面は多いが、このカードができることは他のカードでも代用できるということで不採用。
ピン刺しで入れることも考えられますが、ピン刺しでは手札には来ないこと・「強欲で貪欲な壺」で消えてしまうので入れないほうがよいと思い不採用。
・「墓穴の指名者」「抹殺の指名者」
正直入れたいカードではあります。
しかし、現状、相手の誘発で致命的なものがないため、そこまで仕事しないと考え不採用。
「三戦の才」に「抹殺の指名者」を当てられるのは強いですが、他のカードを妨害したほうが強いです。
・「エルシャドール・エグリスタ」
「灰流うらら」への指名者ケア用のカードになります。
しかし、「灰流うらら」に指名者を打たれても他に2~4妨害はあるので、あえてケアする必要がないです。また、「増殖するG」と違い、なるべく後に「灰流うらら」を打つことになるので、指名者は既に打たれていることも多く、あえてこのカードを採用する必要がないとして不採用です。
・「クロシープ」
強いし、中盤以降は蘇生札としても機能するので枠があれば採用したいところです。
しかし、他の手段で蘇生できることやこれを出すよりも「シャドール」モンスターを出したほうが強いことも多く泣く泣く不採用
・最後に
ここまで読んで頂き、本当にありがとうございました。
まだまだ研究中なので逐一更新していきます。